2025-11-01から1ヶ月間の記事一覧
草津駅を近鉄百貨店側に出て、人の流れを横目に北へ徒歩7分。 ふと視界がひらけると、真新しいテナントビルがスタイリッシュに並ぶ一角が現れます。 その階段をそっと上がった2・3階。街の喧騒から少しだけ切り離された場所に、ひっそりと灯りをともす隠れ家…
気がつけば、私の未来が、静かに金利に切り売りされていました。 分割払いやリボ払いという「後払いシステム」は、一見すると家計の負担を和らげてくれるスマートな仕組みに見えます。しかしその実態は、ショッピングの予算感覚をじわじわと狂わせていく、か…
インバウンドと紅葉シーズンの観光客でごった返す京都駅。人の波、スーツケースの音、外国語が飛び交うコンコース。その喧騒を背に、私はひとつ深呼吸をして歩き出します。 仕事で京都駅近くのミッションを無事に終えたあと、私が向かう場所はいつも決まって…
二種電気工事士の学科試験を終えた夕暮れ。脳のすべてを燃やし尽くしたあとの静寂に、私はフレンチの一皿でねぎらうことにしていました。選んだ舞台は、石山駅から徒歩5分──洗練と実直が同居する「bistro guccho(ビストロ グッチョ)」です。 予約はホット…
打ち水で潤んだ石畳を踏みしめ、静謐な玄関をくぐる瞬間、景色は音を失います。滋賀でも稀少な食べログBronzeの名店「行楽庵」。胸の鼓動をひとつ整え、ランチコース7,000円に身を委ねました。 予約は電話のみです。定休は火曜日。女将さんによれば、水曜日…
2026.1.8再訪 新年。暦が一枚めくられただけで、街の空気が少しだけ澄んで見える夜があります。そして私たちは、そんな夜に「何を口にするか」で、その年の自分の輪郭を決めてしまう。 私が新年の始まりに選んだのは、約束の場所——ビストロチャイナ 「蜜柑」…
秋晴れの光が磨き上げたガラスに反射し、鴨川の静けさがそのままホテルの空気に溶け込んでいました。重厚でモダンな佇まいは、どこか張りつめた緊張感をまといます。しかし、そのハードルを越えた先には、日常がすっと遠のく“静謐”が待っています。 私がこの…
2026年1月22日 今シーズン最大級の寒気が、日本列島の輪郭をなぞるように押し寄せました。滋賀県の湖南地域でさえ、珍しく薄っすらと雪が積もり、世界は一瞬だけモノクロームに染まります。出発前、私は電車の運行情報を何度も確認していました。遅延や運休…