2025-12-01から1ヶ月間の記事一覧
草津駅から徒歩5分。商店街の明かりとざわめきを背に、一本だけ国道側へ足を逸らした瞬間──空気の密度が変わります。看板は控えめ。その店の名は、寿司割烹「朧(おぼろ)」。朧という言葉が似合いすぎるほど、入口には余白があります。派手さはない。ですが…
ワイン好きにとって、ここは──危険なほど甘美な場所です。 「浴びるように飲む」という言葉が、冗談ではなく“現実”になる。そんな夜が確かにあります。 舞台は大津駅。改札を抜け、ロータリーの向かいへ。 街の喧騒のすぐそばに、ひっそりと火種のように灯っ…
石山駅から徒歩5分。テナントビルの2階に、ひっそりと灯る小さなフレンチがあります。店名は「クロワゼ」。席はカウンターのみ、わずか12席──けれど、その距離感こそが、この店の“体験価値”を最大化しているのだと、入った瞬間に気づかされます。 料理と客の…
草津駅から、徒歩5分足らず。たったそれだけの距離で、日常は──ふっと、異国にすり替わります。 外からは店の気配がほとんどしない三角柱の雑居ビル。視線を上げても、確信は持てない。それでも、人は“知っている場所”へ吸い寄せられるものです。2階にあるの…
大津駅から琵琶湖方面へ徒歩10分ほど。国の登録有形文化財・旧大津公会堂の1階に確かな存在感で佇むイタリアンがあります。その名は「リストランテ ラーゴ」。 扉の向こうに広がるのは、滋賀という日常の座標から、ふっと一歩ずれた世界です。歴史ある洋館の…
わざわざ打合せで使う場所ではない。その“正しさ”は、私も理解していました。 それでも私は、マリオットボンヴォイ会員としてのポイント利用という甘美な誘惑に屈したのです。 合理性よりも、体験価値。 平凡な一日を、非凡な一夜へ変えてしまう力が、このホ…
草津駅から徒歩5分足らず。 滋賀では珍しいテナントビルの地下へと降りていきます。エレベーターか、やや急な階段を降りたその先に、静かに灯りをともす和食の名店があります。 私にとって、グルメの原点──「滋味康月」です。 ここで初めて体験した「食の感…