美食レビュー
草津駅から徒歩5分。商店街の明かりとざわめきを背に、一本だけ国道側へ足を逸らした瞬間──空気の密度が変わります。看板は控えめ。その店の名は、寿司割烹「朧(おぼろ)」。朧という言葉が似合いすぎるほど、入口には余白があります。派手さはない。ですが…
ワイン好きにとって、ここは──危険なほど甘美な場所です。 「浴びるように飲む」という言葉が、冗談ではなく“現実”になる。そんな夜が確かにあります。 舞台は大津駅。改札を抜け、ロータリーの向かいへ。 街の喧騒のすぐそばに、ひっそりと火種のように灯っ…
石山駅から徒歩5分。テナントビルの2階に、ひっそりと灯る小さなフレンチがあります。店名は「クロワゼ」。席はカウンターのみ、わずか12席──けれど、その距離感こそが、この店の“体験価値”を最大化しているのだと、入った瞬間に気づかされます。 料理と客の…
草津駅から、徒歩5分足らず。たったそれだけの距離で、日常は──ふっと、異国にすり替わります。 外からは店の気配がほとんどしない三角柱の雑居ビル。視線を上げても、確信は持てない。それでも、人は“知っている場所”へ吸い寄せられるものです。2階にあるの…
大津駅から琵琶湖方面へ徒歩10分ほど。国の登録有形文化財・旧大津公会堂の1階に確かな存在感で佇むイタリアンがあります。その名は「リストランテ ラーゴ」。 扉の向こうに広がるのは、滋賀という日常の座標から、ふっと一歩ずれた世界です。歴史ある洋館の…
草津駅から徒歩5分足らず。 滋賀では珍しいテナントビルの地下へと降りていきます。エレベーターか、やや急な階段を降りたその先に、静かに灯りをともす和食の名店があります。 私にとって、グルメの原点──「滋味康月」です。 ここで初めて体験した「食の感…
草津駅を近鉄百貨店側に出て、人の流れを横目に北へ徒歩7分。 ふと視界がひらけると、真新しいテナントビルがスタイリッシュに並ぶ一角が現れます。 その階段をそっと上がった2・3階。街の喧騒から少しだけ切り離された場所に、ひっそりと灯りをともす隠れ家…
二種電気工事士の学科試験を終えた夕暮れ。脳のすべてを燃やし尽くしたあとの静寂に、私はフレンチの一皿でねぎらうことにしていました。選んだ舞台は、石山駅から徒歩5分──洗練と実直が同居する「bistro guccho(ビストロ グッチョ)」です。 予約はホット…
打ち水で潤んだ石畳を踏みしめ、静謐な玄関をくぐる瞬間、景色は音を失います。滋賀でも稀少な食べログBronzeの名店「行楽庵」。胸の鼓動をひとつ整え、ランチコース7,000円に身を委ねました。 予約は電話のみです。定休は火曜日。女将さんによれば、水曜日…
2026.1.8再訪 新年。暦が一枚めくられただけで、街の空気が少しだけ澄んで見える夜があります。そして私たちは、そんな夜に「何を口にするか」で、その年の自分の輪郭を決めてしまう。 私が新年の始まりに選んだのは、約束の場所——ビストロチャイナ 「蜜柑」…
秋晴れの光が磨き上げたガラスに反射し、鴨川の静けさがそのままホテルの空気に溶け込んでいました。重厚でモダンな佇まいは、どこか張りつめた緊張感をまといます。しかし、そのハードルを越えた先には、日常がすっと遠のく“静謐”が待っています。 私がこの…
扉を押した瞬間、時間がゆっくりと流れはじめます。栗東市手原。小さなフレンチ「ラリベリュ―ル」。華美ではない。けれど、凛としている。私は、この空気に弱いのです。 昼の提供はただひとつ──「お昼のおまかせコース」7,260円(税込)。口直しとデザートを…
滋賀県東近江市の名店「焼肉 竹」で味わう近江牛ランチ。炭火で焼き上げたシャトーブリアンは、人生に刻まれる至福の瞬間を演出します。本記事では、予約から訪問、実際の体験レビューをお届けします。 行こうと決めて、食べログアプリから予約を入れたあの…
滋賀県甲賀市水口町。自社営業店舗でのミーティングを終え、ほっと肩の力を抜いた昼時。私が足を運んだのは、かつて訪れたことのある町中華──湖南飯店。選んだのは、迷うことなく「麻婆豆腐定食」税込1,300円。 店内は中華風の調度とBGMに包まれ、若いスタッ…
滋賀県・高島市マキノ町。そこにひっそりと湧き出る、知る人ぞ知る名水──アカヤの水。 ある日、会社が所有する別荘を利用した帰り道。何気なくハンドルを切って立ち寄ったのが、この湧き水でした。気まぐれの寄り道が、私の人生にとって“かけがえのない場所”…
──旅は、段取りの質で決まります。 今年の社員旅行は、大阪・万博会場の視察。集合は新幹線のハブ、新大阪駅に午前10時30分──。 けれど、私にとって新大阪は、地理的にも体力的にも“朝の敵”でした。だからこそ、私はひとつの決断を下します。 「前泊する。そ…