未来家計譚

高卒 ✕ 地方会社員でもできたリアル家計管理術

草津駅前、10食限定の“約束”──ホテルボストンプラザ草津びわ湖 プレミアランチの余韻

草津駅西口──人の流れと街の鼓動が交差するロータリーの中心に、“約束の場所”が佇んでいます。
それが「ホテルボストンプラザ草津びわ湖」。
先日、会社の新年会で宴会場を利用したときのこと。華やかな席の裏側で、料理だけが静かに主張してきました。
「これは偶然ではない。実力だ。」
そう確信した瞬間、私の中で再訪は“予定”ではなく“必然”に変わりました。
今回は、ホテル内ダイニングで提供される10食限定のプレミアランチコース(3,850円・税込)をレビューします。

予約はホテル公式サイトのフォームから。このプランの人気は本物で、平日を含めても2週間待ち。しかし、待つという行為は時に“期待”を磨き上げます。料理に会う前から、心が整っていく──そんな感覚がありました。
食前カクテル、前菜、パン、メイン、デザート、珈琲まで含めて全11品。その中から今回は、食後もなお余韻が離れない──リピートを誓わせる一皿をご紹介します。


甘鯛のポワレ 〜海老とマッシュルームのクリームソース〜

f:id:h1419010482:20260207170302j:image


甘鯛は、上品という言葉が似合う魚です。静かな甘みと、身のふくよかさ。そこに重ねられるのが、海老とマッシュルームの旨みを抱き込んだクリームソース。
このソースが、ただの“添え物”ではありません。主役の甘鯛に、もう一人の主役が現れた──そんな存在感です。
ひと口目でわかります。
「絡む」のではなく、「包み込む」。
甘鯛の旨みがソースに吸い上げられ、ソースの奥行きが甘鯛を押し上げる。互いが互いを引き立て合い、完成形へと着地していきます。
そして、決定打はここからでした。
皿に残るソースを前にして、パンを取らずにいられる人がいるでしょうか。私はできませんでした。
最後の一滴まで、まるで“証拠”を残さないように救い上げてしまいました。正直に申し上げますと──このソースだけでパスタを一皿食べたい。そんな欲望すら生まれる完成度です。

f:id:h1419010482:20260207191333j:image

f:id:h1419010482:20260207191349j:image

演出もまた、ホテルの流儀が光ります。
香りをシャボン玉のように閉じ込めた食前のカクテルと前菜3皿は、アフタヌーンティーを思わせるテーブルで提供され、視覚から“非日常”が始まります。
さらに、ホテルならではのフロアサービスがその空気を後押しし、こちら側の背筋を自然と伸ばしてくるのです。
食材にはアワビ、牡蠣、ブランド牛のステーキ。満足度は高く、コースの設計から「10食限定」という言葉の重みが伝わってきます。
ただし、同じフロアにはサラダバイキング付きの一般ランチ利用の方もおられ、空気感は良い意味でカジュアル。グラスワインやスパークリングが軽く感じられたり、ステーキの火入れ、パン提供のタイミングなど、細部で気になる場面もありました。
しかし──それらを差し引いてなお言えます。
この価格で、この体験。
ホテルで“気軽に特別”を味わえる場所だと。
草津駅前で、ほんの少しだけ日常を格上げしたい日。
自分に小さなご褒美を与えたい日。
そんなとき、私はきっと季節を変えてまたこのロータリーの中心へ戻ってくるでしょう。

f:id:h1419010482:20260207191442j:image

f:id:h1419010482:20260207191455j:image

f:id:h1419010482:20260207191509j:image

f:id:h1419010482:20260207191532j:image