未来家計譚

高卒 ✕ 地方会社員でもできたリアル家計管理術

昼の南草津に、小さな非日常を。「情熱ホルモン」で楽しむ七輪ランチ

JR南草津駅東口から徒歩5分。

滋賀県草津市野路に暖簾を掲げる「南草津酒場 情熱ホルモン」は、その名からは夜の喧騒と熱気を想起させながらも、実は真価の一端を昼にこそ感じさせてくれる一軒です。

ホルモン、焼肉、居酒屋──。

その三つの表情を併せ持つこの店は、ランチタイムになると、肩肘張らずに楽しめる気軽さのなかに、確かな満足感と小さな昂揚を巧みに忍ばせてきます。ただ食事をするだけでは終わらない。そんな“体験としてのランチ”を、実に自然体で差し出してくれるのです。

昼営業は11時30分から15時まで。

駅から近いという利便性もあり、「今日は少しだけ、しっかり食べたい」──そんな日に、この店は実に頼もしい存在になります。ひとりでも気兼ねなく入れる間口の広さがありながら、席についた途端、日常のリズムがわずかに変わる。そんな予感を漂わせる空気があります。

今回は、「情熱ホルモン定食 」1,089円(税込)のレビューです。

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5種のお肉を七輪で焼きながら、ごはん、スープ、キムチ、ミニサラダまで付く定食構成。しかもごはんはサイズ変更無料です。価格だけを見れば親しみやすいランチです。しかし実際に体験してみると、その中身は想像以上に立体的で、食べ進めるごとに満足感が静かに積み上がっていきます。

この店のランチが印象に残る理由は明快です。

それは、昼の食事でありながら、“焼く楽しさ”をきちんと主役に据えていることです。目の前の七輪で肉が焼ける音、立ちのぼる香ばしい煙、じわりと食欲を刺激する脂の香り。その一つひとつが、慌ただしい日常のなかで少し鈍くなりがちな感覚を、鮮やかに呼び覚ましてくれます。

焼き上がった肉を頬張り、白ごはんを追いかける。

そこへ生ビールを流し込めば、昼であることを一瞬忘れるほどの解放感が生まれます。それは決して大げさな贅沢ではありません。しかし、こういう時間こそが、人の気持ちを確かに整えてくれるのだと思います。手頃であることと、満たされること。その両立は、案外むずかしい。けれどこの店は、それを実に軽やかにやってのけます。

南草津で、価格以上の満足感と、ほんの少しの非日常、そして食事がもたらす確かな高揚感を求めるなら、「南草津酒場 情熱ホルモン」は十分に選ぶ理由のある一軒です。

昼の街に、こんなにも熱を帯びた時間がある──そのことを、静かに教えてくれる店です。

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