未来家計譚

高卒 ✕ 地方会社員でもできたリアル家計管理術

よつば会クリニック顔脱毛レビュー2025年9月──痛みの先にある未来


本社勤務へと異動したその日、私の生活にひとつの“扉”が開かれました。
それは電車の定期券。──京都まで、片道わずか500円。

ささやかな数字に見えて、その背後には人生を変えるかもしれない決断が潜んでいたのです。

「顔脱毛を始めよう。」

決して髭は濃い方ではありません。けれど、レーザーの光が肌を焼き、細胞を蘇らせる──そんな噂を耳にしていました。シミやホクロも薄れるというその効能に、私は一つの未来像を重ねます。
「目黒蓮さんのように清潔感を纏いたい」
理由は後付けでも構わない。行動こそが自分を変える第一歩だからです。

向かった先は京都・河原町「よつば会クリニック」。
山科駅から地下鉄を乗り継ぎ、市役所前駅へ。そしてインバウンドの人波を抜け、OPAの5階。
アプリでは空いている印象でしたが、実際には次々と患者が出入りし、熱気が漂っていました。男性の姿も多く、私の心にわずかな安堵が広がります。

初診の診察室。医師は冷静に告げました。
「男性の髭は一度では脱毛できません。6週ごとに1年間──それが必要です」
その瞬間、私の中に“京都に通う理由”が刻まれました。

ただ、施術前に思わぬ失態。日焼け止めを塗っていたのです。
「落としてきてください」
そう促され、女性ばかりのパウダールームへ。扉を開けた瞬間、視線が刺さる気がしました。汗ばむ掌。久々に味わう居心地の悪さに、鼓動が早まります。

そして施術室へ。
若い看護師に導かれ、ベッドに横たわる。
レーザーの光が走った瞬間──言葉を失いました。

「輪ゴムで弾いた程度の痛み」とはよく言われます。しかしそれが顔全体に、容赦なく繰り返されるのです。
髭の濃い口周りに至っては、まるで極限まで引き絞られたゴムを弾かれたかのような衝撃。
焦げた匂いが立ちのぼり、目の奥に涙がにじむ。
声を漏らすまいと必死に堪えた7分間。──それは想像を超えた“通過儀礼”でした。

「はい、力を抜いてくださーい」
終わりを告げる声に、全身が硬直していたことを悟ります。解放された安堵と同時に、恥ずかしさが胸をよぎりました。

施術後は薬を塗布され、日焼けと摩擦への注意を受けます。
支払いは現金のみ──カードも電子マネーも使えない不便さが残る一方で、その価格は衝撃的でした。
顔全体、髭全域、さらに眉間の施術を加えて5,720円。思わず「本当にこれでいいのか」と疑うほどの安さです。

──そして後日鏡の中に映る自分。
肌はきめ細やかさを増し、弾力を取り戻している。
シミやホクロに大きな変化はまだない。けれど髭の一部はすでに生えなくなり、剃刀の往復は確実に楽になった。

この変化は、始まりにすぎません。
次回、その先に待つ自分を想像するたびに、胸が高鳴ります。

京都への通院は、もはや“苦行”ではなく、“未来への切符”となったのです。



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